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『ベルセルク』第33巻が発売されたのを機に、全巻の再読を始めている。 現在、第3巻まで読み終えたところだ。 ここまでは主人公が何故「ベルセルク」とならねばならなかったのかについてはほとんど明示されることなく展開する。 しばしば主人公の前に現れる「赤ん坊」、主人公が一方ならぬ敵意を向けるグリフィスなる人物など謎は深まるばかりだ。 その辺りの事情がはっきりと描かれるのはあと10巻も後のことになる。 よくぞこんなプロットを生み出したものだと感心させられることしきり。 3巻の終盤から、ようやく主人公の過去が語られ始めた。ここから先、破滅に向かって突き進む主人公の姿から目が離せなくなる展開が待っている。 こうやって読み返すと、3巻目辺りまでは絵が現在のものと全く違うのが如実にわかる。 20年近く連載が続く大長編の「年輪」を感じないわけにはいかない。 ところで。 本作は手塚治虫の『どろろ』や永井豪の『デビルマン』などの影響のもとに描かれたことは間違いない作品である。 このところの数巻には映画『ロード・オブ・ザ・リング』からのイメージと思しき描写も散見される。 そういう瑣末な発見を喜ぶ読み方も、ある意味楽しいものだ。 |
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