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<<   作成日時 : 2011/06/29 22:41   >>

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 私はチェルノブイリ原子力発電所の事故をきっかけにして広瀬隆や高木仁三郎の本をかなり読んだクチだ。
 思えば四半世紀も前のことである。

 しかし、その当時の反原発運動の盛り上がりに対してはちょっとばかり距離を置こうとしていた部分もある。
 もともと天邪鬼な人間であるため、「右向け右」といった行動ができないのである。

 そうこうしているうち、俄かに「地球温暖化問題」がクローズアップされてきた。
 それがみごとに「原子力発電は二酸化炭素を発生させないクリーンなエネルギーだ」という主張につながっていく様を、半ば呆れながら眺めていた。
 しかし、反原発運動は環境問題の陰に隠れるように沈静化していった。
 もちろん、地球温暖化が喧伝され始めたことだけが反原発運動に打撃を与えたとは考えていない。
 そんな単純な話ではないと、おぼろげながら感じてはいる。



 さて、しばらく前から、本屋には原子力発電関連の書籍が山のように並んでいる。
 その中からいくつかを購入して読んでみた。
 『福島原発メルトダウン』(広瀬隆)、『原発大崩壊!』(武田邦彦)、『原発のウソ』(小出裕章)の3冊である。
 いずれも現在の原発の在り方に疑問を呈する立場で書かれている。

 中で、武田邦彦の本は、ちょっと毛色が変わっている。
 そのため、Amazonなどのユーザーレビューでは「論旨が一貫していない」などと散々な書かれようである。
 しかし、私はそうは思わなかった。(氏の考えに賛同しているわけではない。)
 氏は基本的に「日本には安全な原発をつくる技術がある」という考え方をしている。
 つまり、安全な原発ならばどんどんつくってもよいわけだ。
 すると、「核燃料廃棄物」の問題を避けて通れなくなる。
 ならば、「核燃料廃棄物貯蔵庫は安全だ」と断定しなければならないのだ。
 いや、上に書いたことは順番が逆なのだろう。
 「核燃料廃棄物貯蔵庫は安全だ」と考えているからこそ「原発を推進することは可能」という結論に達しているわけだ。
 氏が批判しているのは結局のところ、「原子力利権に群がっている一部の人間だけ」なのだということである。

 小出裕章の本は、書かれている情報自体には特段の目新しさはないけれど、著者の人柄が滲み出た好著であると感じた。
 とにかく目線がいいのだ。
 原発問題は難しすぎてよく分からないという人も、せめて本書は読んでおくべきだと思う。
 著者の考えを受け入れろなどと言う気はない。(全面的に正しいことが書かれていると断言する知識を持ち合わせていない。)
 どうであれ、この問題について自分なりの考えを持つことが、この国に住んでいる我々の責務であると信じるからだ。

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