環境問題はなぜウソがまかり通るのか


 なんていう本がしばらく前から話題になっています。
 こうした刺激的な、というよりも扇情的なタイトルの本に弱い私。早速パラパラと読んでみました。
 こりゃいけない。分別収集とかリサイクルとか、やる気が完全に失せます。
 ただし、書かれている内容が100パーセント真実ならば、の話です。

 典型的な「メディア・リテラシー」の問題ですね、これは。

 本書自体がメディア批判や公的な機関への批判で成り立っているようなのですが、そうした批判の目は、当然のことながら本書に対しても向けられるべきであるということを忘れてはなりません。

 そもそも、他人に対する批判は面白いものです。
 ましてやそれが公器などと位置づけられるようなものに対してであれば。
 ただ、それらの批判が確かな根拠に基づいたものでなければ、それは単なる悪口雑言になり下がってしまうわけです。(それこそが人生の醍醐味、なんていう人もいらっしゃるでしょうが…。)

 果たして、本書の内容にどれほどの正当性があるものなのか。
 当然のことながら冷静な分析が必要。

 ところで、この本はとあるテレビ番組で紹介されてから爆発的に売れ出したのだそうです。
 私もその番組をときどき見たりするのですが、つい先日の放送では本書の著者とそれに批判的立場をとる学者とが同席して議論を交わす場が設けられていました。
 残念ながら、十分な時間が確保されていたとはいえず、消化不良のままに終了していたように感じました。そこから先は視聴者自身が考えて、というスタンスなのでしょう。

 それはさておき、驚くべきはテレビというメディアの影響力。
 出版以来数千部単位で推移していたにすぎないこの本が、テレビでの紹介以降25万部も売れてしまったというのですから。

 疑うことを知らない善良な人間の中には、一気にアンチ・リサイクル派に転向してしまった人もあるかもしれない。

 そう考えると、テレビというメディアの恐ろしさを感じないわけにはいかない気分なのです。

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