闇の守り人

 先月末に『闇の守り人』が文庫化されました。

 いわゆる「守り人」シリーズ第2作にあたるファンタジー小説です。

 私はかなり以前から、このシリーズのファンでした。
 好きになるととことん集めなくては気が済まなくなるタチであるため、全10冊のハードカバー版はもちろん、しばらく前から刊行が始まった軽装版も、そしてこの新潮文庫版も、全部買い込んでいます。
 なんでそんなムダなことをと思われる向きもあるでしょうが、一般に単行本と文庫本では書き換えが行われることも少なくないため、とりあえずは手に入れてみたくなったりするわけです。
 本シリーズの場合は漢字表記や挿絵の有無以外の変更はないらしいですが、初出時に存在したちょっとした矛盾などの修正は行われていくだろうと思われます。

 それはさておき、本作は私にとって「守り人」シリーズ中最も好きな作品です。
 ストーリーの骨格はいうまでもなく、登場する生命たち――特にティティ・ランのなんと魅力的なことか。
 終盤に描かれる或るシーン――足下の地面が突如消え去ったような錯覚を覚えずにはいられなかった、と書けば既読の方にはすぐにお分かりいただけるかと思います――の強烈なイメージは、読後しばらく私の脳裏を離れることがありませんでした。

 前作である『精霊の守り人』がこの4月からアニメ化されて現在も放送中。
 しかしBS放送ということもあってか、原作及び作者の知名度が私の期待していたほどには上がってきていないように感じられます。
 まあ、「知る人ぞ知る作品・作家」であっても一向に構わないわけです。
 それでも惜しすぎる気がしてなりません。
 何がって、こんな良質なファンタジー作品を知らないままで終わっちゃう人がいっぱいいるだろうってことが、ですよ、もちろん。
(何、余計なお世話ですと。ふっ、どうとでも言ってなさい。少なくとも、このブログを読んでるような時間があるんだったら、迷わず読むべし!とだけ申し上げてきましょう。)

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この記事へのコメント

raza
2007年07月05日 07:36
文庫版、私も買いました♪
初めて読んだのが中学の時だなんて
ちょっと不思議な感じです。
あの時どう感じたとか細かい事は覚えて無いけど
今でも同じように面白いって感じれるのは、
ちょっと嬉しいです。
2007年07月06日 22:28
razaさん、ご無沙汰してます。
こんな調子で私はまったりと生きてます。

小中学生のころにこんなに素晴らしい作品と出逢えうチャンスがあったというのは、私にとっては羨ましい限りです。
やっぱりいい歳からげた大人になってから初めて読むのとでは受ける感銘の深さが違う気がしてならないんですよね。

アニメ版のほうはあまり見ていませんが、何回か見てみたかぎりでは良くできているなあと感じています。
いつかまとめて見るチャンスがあればいいなあ。

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