『ライラの冒険 黄金の羅針盤』ネタバレ感想その2

 前売り券を買ってあった名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで2度目の鑑賞。

 基本的に前回と印象は変わりませんでした。
 やっぱり、もう少し何とかできたはずなのに、という思いが募るばかり。

 で、前回のネタバレ感想では取り上げなかったことを少し書き留めておきたいと思います。
 当然、今度もネタバレになります。
 まだ読みたくないという向きは戻られたし。




















 先回はイオレク・バーニソンの扱いに対する不満を述べたのですが、原作と比べたとき最も不当な扱いを受けていると思われる登場人物、それは…。

 ファーダー・コーラムです。

 彼はジプシャンの賢者です。
 主人公にこれから進むべき道を指し示す、第1部では重要な役どころを担うべき人物なのです。
 ところが映画でのファーダー・コーラムは、「虫」を捕まえてみせる以外、なんの役にも立っていません。あとはせいぜい酔っ払ったイオレクの前で怯えるだけ。
 つまり、いてもいなくてもかまわないキャラクターに成り下がってしまっているのです。

 先回取り上げたイオレクやセラフィナもそうだったように、この映画においては魅力的になるはずのキャラクターが誰一人として「立って」いません。
 登場人物に魅力がなくては作品が面白くなるはずがなかろうというもの。

 これだけの素材をここまで破壊し尽くしたシナリオは、逆の意味でお見事というしかありません。
 もし第2部が作られることがあったとしても、脚本家(=監督)は是非とも交代させていただきたい。


 以下、余談。
 本日鑑賞した劇場では、入っているビルの性格もあってか子供の姿が少なめでした。
 これは静かに鑑賞できるだろうと思っていたら、隣に座った若い男女――特に女性のほう――がうるさいこと、うるさいこと。
 予告編の最中は遠慮のない声でしゃべりっぱなし。まあ、これは許すとしても、本編が始まってもしばらくの間は小声でこそこそ。
 さすがにそのうち画面に集中したのか静かになってくれたのですが、ひそひそ声って逆に気になるものなんですよ、全く。
 そんなにしゃべりたきゃ、自宅でDVDでも見てなさいって。

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