北方水滸伝 第19巻

 『水滸伝 (19) 旌旗の章』読了。

 津波のように押し寄せる官軍――童貫軍――の前に為す術もなく破滅への道を転げ落ちていく梁山泊軍の姿が描かれる本巻。
 その過程で今回もまた多くの漢たちが死んでいきます。

 中でも切なかったのは、あの、戦場で死ぬことがあるなどとは到底思えなかったスーパーキャラクターの最期でした。
 考えてみれば、自分に迫ってくる刃や矢を全て払い落としてしまえるような怪物を舞台から退場させる方法は、彼の唯一の弱点を突くしかなかったわけです。
 ですから、この展開はこちらの読み筋通りではあったのです。
 でも、彼はもうちょっと生かしておいてほしかった。
 もちろん、「父」が死んだあとも生き残っている彼を想像するのは非常に難しいことも十分承知なのですけれど。

 梁山泊壊滅と盟主の死をもって『北方水滸伝』は完結に至りました。

 途中まで読み進めて止めていた続編『楊令伝』に進むべきか、『水滸伝』再々読に戻るべきか。
 今は少しばかり悩んでいます。
 なぜなら、『楊令伝』はまだまだ完結しそうもなく、3か月に1冊という新刊の刊行ペースにイライラさせられるのは目に見えていますから。
 いずれにしろ、その前に本巻と同時に出版された『替天行道』を読まないといけません。
 相当の分量の加筆修正が施されているとのことですから。

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