やっぱり完結してる

 というわけで、『獣の奏者』の「闘蛇編」及び「王獣編」の2冊を文庫版で読了しました。

 やはり紛う方なき傑作。
 物凄い面白さに、ここ暫くなかった速度で読み進めることができました。
 初読の際に感じた「生と性を正面から描こうとした作品」という印象は変わらず。

 「生」を描こうとすれば「性」の問題を避けて通れるはずはありません。
 作者は「守り人シリーズ」において、分かる人には分かるという提示の仕方でバルサとタンダの深い情愛を描いて見せました。
 『精霊の守り人』でのあるシーンなど、本当に上手いなあと思わされてその部分を何度も読み返したりしたものです。(スケベ親父丸出し)

 『獣の奏者』では、もっと生々しい形で――いや、これは誤解を招きそうな表現ですね。「切実な形で」としたほうが適切でしょうか――「性」の問題が取り上げられていきます。闘蛇、蜜蜂、王獣、そして人間……。
 こんな捉え方をしていると他のファンの方から「どこ読んでるの?」と叱られそうですけれど。


 再読してみて改めて感じたことはもう一つあります。
 それは、この作品が2冊できちんと完結しているということ。
 ハードカバー版が出版された際にAmazonのレビューで4点以下をつけていた方の多くが「結末」への不満を述べていたのを読み、「これはこういう終わり方だからいいのに、なぜ分からんのかなあ」などと感じたことを思い出したりしました。

 で、次に感じたことはといえば、当然「完結」している作品に続編なんてという不安です。
 そんな気持ちを抱きながら、現在第3巻「探求編」の半ばまで読み進めたところ。
 感想は、全巻を読み終えてからにしようと思っています。

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