『孤高のメス』

 本日公開された映画『孤高のメス』を鑑賞してきました。

 先日書いたとおり、この作品に興味を持ったのは映画のイメージソングである馬場俊英の「待ち合わせ」がきっかけ。
 したがって、原作小説は読んでおらず、ましてやそのまた原作にあたる劇画作品が存在していたことも、原作者が本物の医療関係者であることも、何一つ知らない状態での鑑賞ということになりました。
 原作小説(漫画)に感銘を受け、それが映画化されると聞いて鑑賞にまで至るというパターンの多い私としては珍しいことです。


 さて、映画本編はまだ公開されたばかりですので、ネタばれは避けながら感想を書き留めておきます。

 絆――縁(えにし)というものの不思議さと大切さを心地よく描いてくれた佳作、というのが私の評価。
 最初から最後まで、全てのエピソードが巧みに繋ぎ合わされ、紡がれた物語でした。
 このあたり、この手の作品が合わない人には「御都合主義」と批判されそうな感じすらします。
 2時間ちょっとの上映時間が非常に短く感じられたのも印象的です。

 役者は芸達者揃い。
 上手い役者は演じる役そのものに見えてくるものです。
 堤真一も夏川結衣も、ちゃんと医師や看護師(劇中設定ではまだ看護婦)に思えました。

 劇中設定で思い出したことがひとつ。
 メインに描かれるのが1989年当時なんですが、この年は私にとって特別な思い入れのある年。
 映画の冒頭で時代設定が明らかになった時点から心がざわついていましたけれど、登場人物の台詞に「ブラック・ジャック」という固有名詞が登場したときには思わずドキッとしてしまいました。
 そう、我が神、手塚治虫は1989年に亡くなったのでした。
 映画本編とは全く無関係な話に過ぎません――いや、そうでもないのでしょうか?


 余計なことばかり書きました。
 最後にもう一言。
 鑑賞の価値が十分ある映画なのは間違いないと思います。
 パートナー氏は手術シーンになる度に目を覆って指の間から覗くようにしてましたが(笑)

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