文庫版『蒼路の旅人』購入

 細々と運営している我がブログでも、上橋菜穂子作品を取り上げると閲覧数がぐっと増えます。
 かなり古い記事であってもコンスタントに見られているのが一つの特徴といえます。
 いっときの流行といったものとは趣を異にしていると考えてもよいのかもしれません。
 せっかく訪問していただいても、大したこと書いてないのが申し訳ない限りです。

 さて、つい先日無事に文庫版の『蒼路の旅人』が刊行されました。
 私は「守り人」シリーズのハードカバー版・軽装版・文庫版の全てを買い揃えていますので、今回も迷うことなく購入してきました。

 早速ざっと目を通しました。
 ……やっぱり、このラストは読者泣かせですよ。
 ハードカバー版で読んだときには正直呆然としたものです。

 『天と地の守り人』の刊行予告を目にするまで、大袈裟でなく悶々とした日々を送らされたことも懐かしく思い出されたりします。

 解説にも触れられていたように、本作を境にして「守り人」シリーズは大きな転機を迎えます。
 もちろん、『神の守り人』や『虚空の旅人』においても予兆のようなものはあったわけですが。

 と、これ以上書いてしまうと未読の方にはありがたくない展開になりそうですので、自粛します。

 ところで、この『蒼路の旅人』に関してはファンの間で有名なエピソードがあります。
 ハードカバー版を出版している偕成社のウェブサイトに本書の刊行予告が初めて出された時には『炎路の旅人』というタイトルが付けられていたのです。
 その後すぐに『蒼路の旅人』と改められたため、ちょっとした話題になりました。
 このあたりの経緯については、とあるファンサイトなどで上橋菜穂子自身が事情を説明してくれています。
 曰く、「実は『炎路の旅人』と題する作品は既に書き上げている。しかし、主人公がチャグムではないため取り敢えず刊行を見送ることにした。」

 上のような事情もあって、ネットでは『炎路の旅人』の刊行を実現させようとする動きがあります。
 残念ながら、今のところ公式のアナウンスは何もありません。
 もし動きがあるとすれば、文庫版の『天と地の守り人』刊行前後になるような気がしている私なのですが、果たしてどうなるのでしょう。

 最後に、(2か月ぐらい前にも書きましたが)もう一度新潮社にお願い。
 文庫版『天と地の守り人』、是非とも早く刊行を実現してください。
 よろしくお願いいたします。

蒼路の旅人 (新潮文庫)
新潮社
上橋 菜穂子
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