『コクリコ坂から』

 久しぶりに素直に感動できるジブリ作品を見た気がしています。

 以下、ネタばれしないように気を付けながら感想を書き留めておきます。

 冒頭に描かれる風景を見た瞬間から物語に引き込まれていく自分がいました。
 1963年という時代設定が、そのまま私の原風景に直結していたことが大きいのだろうと思います。
 そして、いきなり流れる曲がなんとも心地よい。
 鑑賞後、それが谷山浩子の作品であることを知って納得させられました。
 彼女の歌はなぜだか私を安心させてくれるのです。(『ゲド戦記』の「テル―の唄」も彼女の作品だったのだと今さっき知ったわけなのですが……)


 さて、見事なまでに「日常」だけが描かれたこの作品は、なにも空を飛ばなくったって物語は十分に成立し得るのだということを示してくれたように思います。
 中でも、主人公の抱え込んでしまった懊悩の深さを了解する母親の姿を描いたシーンは秀逸。
 申し訳ないですが、これがあの『ゲド戦記』をつくってしまった同じ監督の作品であるとは思えないほどの出来であると感じました。
 これならば、今後のジブリ作品にも期待を抱くことができる、そんなふうに思わされた1時間半でした。

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