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zoom RSS 『幻魔大戦』再読

<<   作成日時 : 2008/04/16 21:56   >>

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 先日話題にしたこの漫画。
 結局、Amazonに注文して入手。
 何十年かぶりにきちんと読み返した。

 やはり、面白かった。
 それは懐古趣味とかいう類の感傷に引きずられての感想ではないと思う。

 コンプレックスに満ちた主人公はもちろんのこと、脇を固める登場人物たちがまたそれぞれになんらかの問題を抱え込んでいる。
 それらが決してとってつけたような感じになっていないところがなによりの魅力だ。
 加えて、彼らが徐々にそれを克服し、成長していく姿を描くストーリー展開は少年漫画の王道を行っている。
 にもかかわらず、あのエンディング…。
 連載当時にあの結末を読み、猛烈な衝撃を受けたことを改めて思い出した。
 感受性豊かな年頃だった私は、ラストシーンを何回か夢に見たものだった。

 「宇宙の破壊者、幻魔大王」が象徴するものが何であるのかを考えたとき、『幻魔大戦』が明らかに少年漫画の枠を逸脱した作品であったと思うのは私だけではないだろう。
 同時に、早過ぎた作品であったとも思えて仕方がないのだ。


 さて、先日のBS放送でも話題にされていたとおり、主人公「東丈」とその姉「東三千子」の深い情愛は、作者の心象風景をそのままに反映したものだろう。
 石森章太郎に若くして亡くなった姉がいたことは以前から知っていたが、テレビで初めてその写真を見てなるほどと思った。
 その美しさはこの世のものとは思えないほどであった。
 彼女の死が石森章太郎という漫画家を大きく育てたのだとすれば、運命の神様はほんとうに残酷なことをするものだと思う。
 そのおかげで『幻魔大戦』や『サイボーグ009』と出会えた私が言えた義理ではないとは承知しているのだが。

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